もしもあなたが全能の力を得たとしたら、それをどんなことに使いますか?
結論から言ってしまうと、あなたは必ずそれを自分や他者を無条件に愛し愛され愛し合うことに使うことになりますが、まずは他から始めましょう。
例えば、あなたが全能の力を使って莫大な富を得て、一生自由で安泰に暮らせるようにしたとします。
しかし本当に一度そうなってしまった後にも、あなたの心は満たされ続けるでしょうか?
きっと、また満たされない何かが生まれてしまいますが、それを全能の力を使ってどうするのでしょうか?
何をしたとしても結局は、自分や他者を無条件に愛し愛され愛し合うことでしか心は満たされないでしょう。
次に例えば、あなたが全能の力を使って世界中の戦争を終わらせるとします。
しかし本当に一度そうなってしまった後にも、争わなくなった人々の心は満たされ続けるでしょうか?
戦争がなくなれば、人々はお互いを無条件に愛し愛され愛し合うでしょうか?
そもそもこの世界から確実に戦争を無くす方法があるとしたら、それは
争っている同士が、お互いに対する興味や関心を完全に失くしてしまうことです。
相手に対して無関心で存在すらも気にならない状態なら争いは絶対に起きません。
極論のようですが、本当に「愛」の反対が「無関心」ならば、相手に関心がなければ起きない争いは根底に愛がある行為ということになります。ただし、それは無条件ではなく勝ち負けや憎しみや主従関係で条件付けられた愛ですが。
そうならば、全能の力で争いを止めさせて無条件に愛し愛され愛し合うようにさせれば良いのかというとそれは出来ません。
なぜなら、無条件の愛を選択するか否かは、人間が持つ究極の自由意志の選択であって、例え神でもそれを強制できないからです。
むしろあなたが神レベルの全能の力を持つことで、初めて神の苦労が自分事としてよく分かるのかもしれません。
そして結局のところ、どんなに全能の力を持ったとしても、心が本当に満たされるには無条件の愛を与え受け取り委ね交わることが、唯一の目的であり手段となるのです。
だから、無条件の愛を選択して、すべてを無条件に観る方法を学び、無条件の愛に委ね導かれることそのものが、全能の力を持つことと相等しいことに目覚めることになるでしょう。
父と子と精霊の無条件の愛のトリニティ♬