実のところ、これは全く神秘的でもスピでもなんでもない話だったのです。
それは2009年から始まった心身の絶不調によって、それまでコンサルティングの仕事で成功した最大の強みとなっていた直感力やインスピレーション力が全て損なわれてしまった3年後のこと。
初めて「創造主につながる」というヒーリング瞑想のテクニックを学んでやってみた時に
「あれ、オレこの感覚しってるわ。」「これってあの仕事で絶好調の時に降りてきてた感覚じゃん!!!」
となって、そこで思いついたのが
(ということはオレはここで繋がった存在と仕事をしてみよう!いやしよう!うんやる!!!)
「神さま、神さま、この世でやられている神さまのプロジェクトに参加させてくだい。どうせなら大きいやつをやらせてください!」
と、本気でコマンドしたことが始まりでした。
正直、神さまのプロジェクトだったら予算は無限だし、それをやっている限りは食いっぱぐれもないだろう、という打算も働いていたのは確かです笑
実際かつては、名だたる日本の大手メーカー数社、経済産業省などの大型プロジェクトのコンサルやプロジェクトマネージャーを経験して、この先やってテンションが上がるクライアントはどこにいるのかな〜?などと生意気に思っていたりしたので
「神をクライアントにして仕事をする!」という話がもしも現実になるなら超テンションが上がることでした。
同時に、これはすべて自分のイカれてしまった頭の中で起きている妄想ではないか?という疑いもあったけれど、、
それならそれで、きっと上手くいかないからその時にはもう全てを諦めてしまえばいい!どうせもう捨てるものも大して残ってないんだから!という覚悟というか捨て身な感覚もそこにはありました。
そうやって参加が始まった神プロジェクトでは、業務上必要な「この世は何のためにあるのか?それはどういう仕組みになっているのか?」「そこで神は人間となにをしようとしているのか?」「そこでなにがチャレンジで、プロジェクトはそのために何をするのか?」などが伝えられ始めました。
それから一年後に、トリニティが伝えられるのですが、実はその前にちゃんと本気を試されたという話を書きたかったのですが、ここまでが長い前置きになってしまいました!笑
本気へのお試しはこんな風にやってきました。
神との仕事を始めて3ヶ月後、心配なことが出てきました。
それは「お金のこと」でした。
なにせ神から言われた通りに冥王星の動きと世界史のシナリオの分析やらなんならをしていたばかりに、その間の稼ぎはゼロになっていました。
このままではすぐに貯えも底をつくので少しだけそれを神に相談したところ返ってきたのはたった一言。
「いま困っているのか?」
でした。
言われてみると確かに今はまだ困っていない。
でも当時の自分はそれでよしとするのではなく
「やっぱり神って忙しいんだな〜」
と勝手に決めつけて、神頼みは止めにして、もともと出来た引き寄せを自力でやることにしました。
そしたら、すぐにコンサル時代の元ボスから電話が来て、冗談のように最大級のIT企業で世界を股にかけてやる先進的な新規事業の重要ポジションをオファーされたのです。
もしそれを受けたら年収は軽く数千万円を超えて、その後のキャリアパスもバッチリな話です。もちろん結果を出せばの前提ですがその自信もありました。
そんな訳で、そこから一ヶ月間は本当に悩みました。
かたや誰に話しても、それはすごいね!と言われるような分かりやすく目に見える最高にエキサイティングなビックチャンスで
対する話は、いくら神の仕事だと信じ始めたとはいえ、目にも見えず先の保証がないだけではなく、それを誰にも証明することもできず、頭おかしくなってない?と心配されてしまうような話です。
さらに悩ましかったのは、神はその間ずっと(ややニヤニヤしながら)ただ観ているだけで、どちらを選んでも本当にオーケーだったことです。
だから最終的にこっちを選択したのは本当に自分で決めたことでした。そう、神ではなく人間である自分の完全な自由意志が決めました。
当時は、その理由をこの仕事は自分にしかできないからだ!と思い込もうとしていましたが、
今はそれよりも、もっと仕事をするスタンスとしてそもそも大事なことがあったなと思います。
それは
神との仕事は、自分からやらせてくれと提案したことで既に始まっていた。
かたや世界企業の話は、その後からで相手から提案された話だった。
すごく当たり前のことだけど、仕事としてやる以上は相手が誰であれ前者をやり切ることがやはり筋でした。
そんなことすら忘れていい加減なことをやったら、何をやってもいい仕事なんかできるはずがないな〜
それは業種とか職種とかクライアントが誰か?とか関係なく、仕事をする自分自身のスタンスがどうか?だけのこと。
確かに神との仕事は待遇もいいし、休みも多いし笑、お金にも困ったことないし、自力だけでは起きないミラクルな結果があるけど、
それだけを期待してやるなら、他の仕事と同じ結果になって愚痴るか自分には向かないと諦めて辞めることになったはずです。
と今更ながら、当時の選択で何を試されていたのか?を改めて真面目に「仕事」として振り返ったのでした。
父と子と精霊の無条件の愛のトリニティ♬